Windows XPのサポート終了が4月9日に迫る中、PC販売が急増している。調査会社によると、量販店での販売は3月17日週に前年比1.8倍(台数ベース)に膨らんだ。サポート終了と消費増税のダブル駆け込み需要が販売を押し上げている。
ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン(GfK Japan)の販売動向調査によると、個人向け市場では3月に入り需要が急拡大。量販店では2月後半から週をおうごとに伸び、3連休があった3月17日週は台数で1.8倍、金額で2.2倍を記録し、年末年始を上回った。同社は、駆け込み需要は3月末まで高い状態が続くと見ている。
XPの利用率が高かった法人向けは昨年初めから好調。10月以降は約5割増しで推移し、今年に入り勢いを増しているという。
関連記事
- 大阪の企業の46%は「いまだにXPを使っている」──大阪信金調査
XPのサポート終了が4月9日に迫る中、大阪の企業の多くはいまだにXPを使っているという。 - Microsoft、「Windows XP」からのデータ移行ツールを無償提供へ
Windows XPサポート終了の4月8日を前に、MicrosoftがWindows XPのデータと設定をWindows 7以降の環境に移行するためのツールを無償で提供する。 - Windows XP終了“特需”に沸くPC業界 ウイルス対策、買い換えサービス……
Windows XPのサポートが来年4月に終了するのを前に、関係業界がPC買い換えを促すサービスやウイルス対策の強化を打ち出している。ボーナス商戦を控え、特需への期待が高まっている。 - XPとOffice 2003、サポートが切れるとどうなるの?
2014年4月にWindows XPとOffice 2003のサポートが同時に終了し、以降はセキュリティリスクが高まるといわれるが、具体的にどうなってしまうのか――。 - Windows XP向け主要ウイルス対策ソフト、少なくとも1年はサポート継続
Windows XP向けのセキュリティ製品を提供しているメーカーは、短いところでもMicrosoftのサポート終了後1年以上、XP向けの製品のサポートを続ける方針だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.