ドコモ、通話完全定額制「カケホーダイ」発表 スマホ月額2700円 通信量シェア「パケあえる」も
NTTドコモは、音声通話を通話時間や回数によらず完全定額で利用できる「カケホーダイ」を6月1日から提供する。
NTTドコモは4月10日、音声通話を通話時間や回数によらず完全定額で利用できる「カケホーダイ」を6月1日から提供すると発表した。料金(2年契約の場合)はスマートフォンで月額2700円(税別)、フィーチャーフォンで2200円(同)。同社の加藤薫社長は、「何回でも、何分でも、どこにかけても国内通話かけ放題はドコモだけ」とアピールする。
パケット通信のデータ通信量を家族間・同一法人間等で分け合える料金プラン「パケあえる」も発表した。「シェアパック10」は家族で10回線まで10Gバイトを共用でき、料金は月額9500円(税別)。1人でシェアできるプランも用意し、5Gバイトの「データMパック」が月額5000円(同)。
容量を超えた場合は1Gバイト当たり1000円で追加できる。自動的に追加する「スピードモード」と、容量を超えた場合に速度を128Kbpsに制限し、必要に応じて容量を追加できる「リミットモード」も用意する。
長期契約者向けに契約期間に応じて自動的に適用する「ずっとドコモ割」と、また25歳以下の契約者に、26歳まで基本プランの料金を割り引くとともにデータ通信量も付与する新割引サービス「U25応援割」も発表した。
ずっとドコモ割ではパケットパックを最大月額2000円(16年以上利用の場合)割り引く。またU25応援割では、基本プランを月額500円割り引き、ボーナスパケットとして毎月1Gバイトを付与する。
またVoLTEサービスを今夏に開始すると発表した。VoLTE向けにも音声定額プランを提供予定という。
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