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Twitter、音楽共有サービスSoundCloudの買収を検討中?
3月に音楽サービスアプリを終了したTwitterが、音楽市場再参入に向けてSoundCloudを買収しようとしていると、Re/codeが報じた。
米Twitterが、音楽共有サービスのSoundCloudの買収を検討中であると、米Re/codeが両社の事情に詳しい筋の話として報じた。両社ともコメントを拒否している。
SoundCloudは、2007年創業の独ベルリンに拠点を置く非公開企業。スウェーデン人のサウンドデザイナーとアーティストが立ち上げた。SoundCloudのサービスは“オーディオ版YouTube”とも呼ばれる無料の音楽SNSだ。
ユーザーは自作の楽曲や音を投稿してコメントをもらったり、他のユーザーの楽曲をダウンロードしたり、ユーザー同士で交流したりできる。一般ユーザーだけでなく、スヌープ・ドッグなどプロのアーティストや、テイラー・スウィフトなどのアーティストを擁するRepublic Recordsなどのレーベルも参加している。
SoundCloudのアレクサンダー・リュングCEOが昨年10月に米TechCrunchに語ったところによると、同社の月間アクティブリスナーは2億5000万人という。
Twitterの4月の業績発表段階の月間アクティブユーザー数(MAU)は2億5500万人だった。
Twitterは過去にも音楽関連企業を買収して音楽サービス「Twitter #music」を立ち上げたが、3月に終了している。終了に当たって同社は「今後もTwitter上の音楽関連アクティビティに基づくすばらしいコンテンツを提供する新たな方法の検討を続ける」とツイートした。
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