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Google Glassで交通違反取締り ドバイ警察がテスト中
ドバイ警察はGoogle Glassの1タップで交通違反者の写真を撮影してデータベースに送ったり、ナンバープレートを見るだけで照合できるアプリを開発し、テスト中だ。
米Googleのウェアラブル端末「Google Glass」のプロトタイプを、ドバイ警察が交通違反取締りでテスト中──。アラブ首長国連邦のニュースメディアGulf Newsが5月20日(現地時間)にそう報じた。
現在、複数の交通巡査がプロトタイプでテスト中であると、ドバイ警察の“スマートサービス部門”の幹部が認めた。
違反者の写真を撮影してアップロードするアプリとナンバープレートから車の所有者を割り出すアプリを開発済みという。写真のアップロードアプリでは、Glassのつるの部分をタップすることで警察のデータベースにアップロードできる。ナンバープレートアプリでは、プレートを見るだけでデータベースと照合できる。
ドバイ警察は、テストがうまくいけば製品版のGlassを購入する計画としている。
Glassは医療関係者や航空企業なども採用を検討している。製品版の発売予定はまだ不明だが、Googleはプロトタイプを既に米国で一般向けに販売している。
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