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ストリーミングサービスSpotifyの有料会員が1000万人突破
日本でのサービス提供が待たれる音楽ストリーミングサービスSpotifyのサブスクリプション会員が1000万人を突破した。無料会員も合わせると、4000万人以上という。
4大レーベルの音楽を提供するスウェーデンのストリーミングサービスSpotifyは5月21日(現地時間)、有料会員数が1000万人を突破したと発表した。世界56市場でのアクティブユーザー数は4000万人以上という。
Spotifyは4大音楽レーベル(Universal Music Group、Sony BMG、EMI Music、Warner Music Group)の音楽を広告付きの無料エディションあるいは定額制でストリーミング提供するサービス。米国には2011年に上陸し、日本での提供が待たれている。現在も東京で求人しているが、日本での提供がいつ開始されるかは不明だ。
有料サービスの「Premium」は月額9.99ドルで、無料版との違いは高品質の楽曲をオフラインでも聴けることと、広告が表示されないことだ。
競合に当たる米Pandoraの4月時点でのアクティブリスナー数は7600万人。月額4.99ドル(これまで3.99ドルだったが5月から値上げした)のサブスクリプション会員数は330万人。
米Appleが32億ドルで買収するとうわさされている米Beats Electronicsの音楽ストリーミングサービスは有料版のみで、価格はSpotifyの有料版と同じ9.99ドル。同社は加入者数を公表していないが、5月10日に音楽関連のブログメディアThe Trichordistがリークした書類によると、その数はわずか11万人だ。
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