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Google、従業員構成を開示──男性が7割、白人が6割

Googleが従業員のダイバーシティについて初めて開示し「あるべき姿には程遠いことを自覚しており、問題解決に取り組んでいる」と説明した。

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 米Googleは5月28日(現地時間)、従業員のダイバーシティ(多様性)を開示するWebサイトを開設したと発表した。

 「われわれはこれまで、ダイバーシティ開示をためらってきたが、それは間違っていることに気づいた。Googleはダイバーシティに関しては、あるべき状態になっていない。こうした問題は事実を開示し、オープンに話し合える準備なしでは解決できない」と考え、現状を開示することにしたという。

 同社全体の従業員の男女比は男性が7割と圧倒的に男性優位だ。また、人種では白人が61%で、アジア系が30%、黒人は2%だ(人種は米国Googleのみの数字)。

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 Googleによると、IT企業が女性やマイノリティーを採用するのが難しい原因は多様で、例えば米国でコンピュータ科学の学位を取得する女性はコンピュータ科学の学位取得者全体のわずか18%という。米国の大卒者に占めるヒスパニックと黒人の割合は1割以下で、コンピュータ科学専攻は5%。

 同社はこうした問題を解決するために、2010年から4000万ドル以上をコンピュータ科学教育を女性に提供するための取り組みに投じてきたとしている。

 ダイバーシティのページでは、今後の取り組みとして多様なインターンシップや英国での教育カリキュラムの支援などを紹介している。

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