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総務省の“変な人枠”個人から応募殺到 「個人の募集は6月末以降」と注意呼びかけ
「独創的な人の公募ではない」――総務省が5月22日から募集している“変な人枠”事務局の公募に対して、個人による応募が殺到しているとし、注意を呼びかけた。個人の募集は6月末以降にスタートする。
「独創的な人の公募ではない」――総務省は6月4日、5月22日〜6月10日まで募集している「独創的な人向け特別枠(仮称)(通称:変な人)」の仕組み作りに関わる委託先企業・民間団体の公募に対して、個人による問い合わせや応募が殺到しているとし、注意を呼びかけた。
現在募集しているのは、事務局を担当する企業・団体であり、“変な人枠”への個人の公募は6月末以降にスタートする予定だ。
22日の発表以降、「総務省が変な人を募集している」とネットメディアなどで話題になった。総務省には1日20〜30件、累計で200〜300件の問い合わせ電話が殺到。ほとんどが、“変な人枠”に応募したいという個人からの問い合わせだったという。
応募書類を送ってきた個人もおり、これまでに受け取った書類は、郵送・メール合わせて十数件。受け取ったメールは消去し、郵便は返送する。返送できない場合は破棄する。書類を持参した場合は、受け付けないか、返送・破棄する。
同特別枠は、「ICT分野で破壊的な地球規模の価値創造を生み出す」ことを目的に、「奇想天外でアンビシャスな技術課題に挑戦する人」を支援。事務局の委託先が決まった後、6月末以降に技術課題に挑戦する個人の募集を始め、最大で300万円の研究費を支給。10件程度採択する予定だ。
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