家入一真氏の「インターネッ党」、区長選に候補者擁立できなかった理由を説明
東京23区すべての区長選候補者を擁立することを掲げていた「インターネッ党」が、直近の区長選で候補者を擁立できなかった理由についてWebサイトで説明した。
2020年までに全東京23区長選での候補者擁立を掲げ、今年2月に家入一真氏が立ち上げた「インターネッ党」が、4月20日投開票の練馬区長選と6月8日投開票の中野区長選でそれぞれ候補者を擁立しなかったことに対し、6月9日、公式サイトで、候補者を擁立できなかった理由を説明する文書を公開した。
それによると、練馬区長選・中野区長選ともに独自候補の擁立に向けて候補者探しをしていたが、「準備などが間に合わずに最終的に断念した」という。
練馬区長選は、立候補予定者1人と面談したが、本人が立候補を断念。中野区長選は、きじけんじ候補者(2位落選、得票2万4189票)への選挙協力に向けて協議していたが、支援について合意に至らなかったという。
情報発信が途絶えているという批判についても釈明した。家入代表は、現職政治家と面談するなど「日々精力的に動いている」が、非公開を前提とした面談も多く「なかなかその場で情報を公開できない」という。「党としてきちんとした組織体制が整っておらず、党公式としての情報公開が遅れた」と謝罪している。
今後の区長選への関わり方については、14日に改めて発表するという。
インターネッ党は、家入氏が東京都知事選に落選した翌日の2月10日に立ち上げたもので、(1)都知事選で家入氏が掲げた120の「#ぼくらの政策」のうち、できるものを勝手に実現する、(2)機関誌となるメルマガを発行する、(3)2020年までに東京23区すべての区長選候補者を擁立する――ことを掲げている。
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