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Google、Appleの「HealthKit」対抗のヘルスケアサービス「Google Fit」立ち上げか
Forbesによると、Googleは6月25日から開催の年次開発者会議で、Samsungの「Digital Health Initiative」やAppleの「HealthKit」と競合する「Google Fit」を発表するという。
米Googleが「Google Fit」と呼ばれるヘルスケアサービスを来たる「Google I/O」で発表すると、米Forbesが6月12日(現地時間)、この件に詳しい筋の情報として伝えた。
Google I/Oでは、同社が3月に発表したウェアラブル向けAndroidプロジェクト「Android Wear」を採用する製品を発表するとみられているが、Forbesによると、そうしたウェアラブル端末で収集したユーザーのアクティビティを開発者に提供するAPIも発表されるという。
同様の取り組みとしては、韓国Samsung ElectronicsがTizenベースの端末「Simband」で展開しようとしている「Samsung Digital Health Initiative」や、米AppleがWWDCで発表したHealthKitなどがある。Appleは今秋、ヘルスケア関連のウェアラブル端末「iWatch」を発表するとみられている。
GoogleはAndroid Wearとは別に、Google Xのプロジェクトとして無線チップを搭載し、涙の成分から血糖値の変化を計測できる「スマートコンタクトレンズ」も開発中だ。
今年のGoogle I/Oは6月25日と26日の2日間、米カリフォルニア州サンフランシスコのモスコーニセンターで開かれる。
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