ヤフーは、クレジットカード事業を展開するKCカードの事業の一部を買収する。KCカードが7月31日に設立予定の子会社・ケーシーの株式の65%を227億円で取得し、連結子会社化する。「決済・金融領域を新たな事業の柱にする」としている。
ケーシーは、「KCカード」ブランドを中心とした事業を引き継ぐ新会社。ヤフーはケーシーの子会社化を通じ、「Yahoo!ショッピング」「ヤフオク!」などEC事業の利便性向上を図るほか、「Tポイント」との連携を強化する。
ケーシー株式の残り35%はソフトバンク・ペイメント・サービスが取得。ソフトバンクショップでの会員獲得を進める。
KCカードの前身は国内信販。2005年に楽天に買収されたが、11年、楽天のカード事業再編にあわせてJトラスト傘下に入っていた。
関連記事
- 楽天、クレジットカード事業を再構築 カード子会社譲渡、損失1000億円計上
楽天がクレジットカード事業を再構築し、楽天カード事業を残して子会社の楽天KCを売却。連結で損失1000億円を計上する見通し。 - 国内信販が「楽天KC」に
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.