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iPhoneでコントロールするAIカーレース「Anki Drive」で戦ってきた

人工知能で学ぶミニカーをiPhoneで操作する米国発カーレースおもちゃ「Anki Drive」。恐る恐るやってみたら、案外楽しかった。

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 フィンランド・ヘルシンキで開催されたプログラミングの世界大会「HELLO WORLD OPEN」。決勝戦を前に、来場者がビールや軽食を楽しみながら歓談している中をぶらぶらしていると、フロアの片隅が何やら盛り上がっている。

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カーレースに挑む

 会場の隅に設けられたブースではミニカーを使ったレースが行われていた。みなさんが興じていたのは、人工知能を搭載した車をiPhoneをコントローラーとして走らせる米国発のおもちゃ「Anki Drive」。昨年のWWDCでAppleのティム・クックCEOが紹介したことで話題になった。

 一見ただのラジコンに見える……が、この商品の特徴は車が“学ぶ”こと。各車体で個性があり、レースを繰り返すことでレベルアップしたり、有利なアイテムを手に入れたりできる。有料のオプションでチューニングアイテムを買うことも可能だ。

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iPhoneを見つめて叫び声をあげるみなさん
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ミニカーかわいい

 しばらく眺めていたら係員のお兄さんに「アプリをダウンロードすればすぐに参加できるよ」とけしかけられてやってみることにする。こういうおもちゃ、馴染みがないし、まず発進できるかすら不安ですが……。

 App Storeで専用アプリをインストールして自分の名前を設定すれば準備は完了。起動したまま待機していると、ホスト役が車を割り当ててくれる。私の相棒は青い車「KATAL」になった。今回のレースは4人。ドキドキ。

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自分の車がもらえた
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4人でレーススタート

 3、2、1――GO! 走行中の操作画面はシンプルで、スピードを調整するバーを上げるだけで発進する。とりあえず走り出せた。よかった。ハンドルやブレーキはなく、コースに沿って自動的に曲がってくれるので簡単だ。

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操作画面。なんとなくいじれば動く

 キモとなるのは画面右側で、上がアイテムを使うボタン、下が身を守るボタンだ。他の車を攻撃してコースアウトさせることができる。特段説明もなくいきなりスタートしたので、正直自分が何の武器を使ってるのか、どちらに向かって攻撃してるのかよく分からないけど、突然予想もしないクラッシュがあったりして面白い。

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楽しすぎてブレブレの写真しか撮れなかった。コースの上の光が車、結構なスピードで走る

 攻撃されると悔しいし、ゴールできると気持ちがいい。シンプルで分かりやすいので盛り上がりそう。思ったよりスピードが速いのと、光の点滅があって見た目が派手だ。楽しい!

 米国やカナダではApple StoreやAmazonで購入できるようだが、日本では未発売。Webストアで購入し、輸入はできるようだ。

 Webストアの価格は、2台の車と専用コースシートのスターターキットが199.99ドル、追加の車は69.9ドル、異なるコースは99.99ドル。

 あ、ちなみに「Anki」は日本語の「暗記」からとっているようです。

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