Google Glassを脳波で動かすツールが登場 まずは写真撮影→投稿から
「MindRDR」アプリをインストールしたGoogle Glassと脳波コントロールガジェットを装着して意識を集中すると、手も声も使わずに写真を撮影してTwitterに投稿できる。
米Googleのメガネ型ウェアラブル端末「Google Glass」を脳波で動かすためのアプリ「MindRDR」がGitHubで公開された。開発したのはモバイルやWebの相互作用デザインを手掛ける英This Placeという新興企業だ。
このアプリを使うには、米NeuroSky製の脳波コントロールガジェット「MindWave Mobile」も必要だ(日本での定価はアプリ付属版で2万9800円)。MindWave Mobileの脳波データをBluetooth経由でGoogle Glassに転送したものを、MindRDRで利用する。
MindRDRはまだ初期段階で、現在できるのは脳波で写真を撮影し、撮影した画像をFacebookあるいはTwitterでシェアすることのみだ。MindWaveを装着して意識を集中するとGlassの画面に写真フレームが表示され、さらに集中してフレーム内の白線をフレームの上辺まで上げると撮影できる。
This Placeは将来的には脳波でできることを増やしていく計画。同社はGoogle GlassとMindRDRの組み合わせで、閉じ込め症候群、多発性硬化症、四肢まひなどで体を動かせず、声も出せない人の行動の可能性を広げられるとしている。同社は現在、筋萎縮性側索硬化症の物理学者、スティーブン・ホーキング博士と機能について話し合っているという。
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