ニュース
「かけがえのない科学者を失った」 理研の野依理事長、笹井氏の死去にコメント
「かけがえのない科学者を失ったことは痛惜の念に堪えません」――笹井副センター長の死去を受け、理研の野依理事長がコメントを発表した。
理化学研究所の野依良治理事長は8月5日、「STAP細胞」論文の共著者だった笹井芳樹 理研発生・再生科学総合研究センター(CDB)副センター長が死去したことを受け、「かけがえのない科学者を失ったことは痛惜の念に堪えません」とするコメントを公表した。
コメントは以下の通り。
この度笹井芳樹発生・再生科学総合研究センター副センター長の訃報に接し驚愕しております。衷心よりお悔みを申し上げます。
世界の科学界にとってかけがえのない科学者を失ったことは痛惜の念に堪えません。
長年にわたる先導的ご研究に敬意を表し謹んで哀悼の念をこめご冥福を心からお祈り申し上げます。
理事長 野依良治
関連記事
- 理研の笹井芳樹副センター長が死亡 自殺か STAP論文の指導者
「STAP細胞」論文共著者で、小保方氏の論文指導を行った理研の笹井芳樹副センター長(52)が8月5日、死亡した。自殺とみられる。 - 「STAP現象は有望な仮説」だが――論文指導した笹井氏、不備を見抜けなかった理由は
「STAP現象は有望だが、仮説に戻して検証し直す必要がある」――STAP論文共著者で、小保方氏に論文指導した理研の笹井氏が記者会見して説明した。 - STAP問題「研究自体が虚構の疑念を禁じ得ない段階」 日本学術会議、理研に関係者の処分求める
日本の科学者の代表などで構成する日本学術会議は、STAP細胞関連の試料などを調査し、不正が認定されれば速やかに関係者を処分するよう理研に求める声明を出した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.