Twitterのアプリインストール広告、国内本格展開 アプリ内のコンバージョン測定可能に
Twitterがツイートからモバイルアプリを直接インストールできる広告を国内で本格展開。アプリ内コンバージョンなどの効果測定が可能になる。
Twitterのタイムラインから直接モバイルアプリをインストールできる広告「モバイルアプリプロモーション」の効果測定ツールとして日本で多く使われている3社が加わり、国内での本格展開をスタートした。米国では6月30日に提供を開始している。
「モバイルアプリプロモーション」は、ゲームを始めとしたスマートフォンアプリに特化したプロモーション商品。性別や地域のほか、興味関心などでターゲティングしたユーザーにインストールや起動を促すプロモツイートを表示する。大きな画像を埋め込み、ビジュアルで目を引く「Image Appカード」、アプリストア上のアイコンと概要を表示する「Basic Appカード」を利用し、目立つクリエティブで誘導できるのが特徴だ。
インストールが完了するとTwitterアプリ上で通知し、実際に利用を促す導線を強化。サードパーティ製の効果測定ツールと連携し、アプリを起動したかどうかや、アプリ内でのコンバージョンなどのデータも分析できるようになった。日本企業が多く利用している分析ツールの提供するアドウェイズ、CyberZ、セプテーニとパートナーシップを組むことで、国内企業がより利用しやすくなったとしている。
日常的に目に入るタイムラインの中で表示する特性を生かし、新規ユーザー獲得だけでなく、起動頻度が下がっているユーザーの休眠復帰を目的とした利用も狙う。
Twitterは現在、ユーザーの78%がモバイルデバイスからアクセスしており、うち90%程度は公式アプリを利用しているという。スマートフォンを利用しているTwitterユーザーはECサイトの訪問時間、モバイルゲームの利用率・利用時間が多い傾向にあるなど、スマートデバイスとの親和性の高さをアピールする。
Twitter Japanプロダクトマーケティング担当の岡本純一マネジャーは「米国でもテストマーケティングの時点から反応が良く、低コストで目標以上の成果が出ている。現在は法人向けを想定したプランだが、個人開発者などスモールビジネスを対象とした類似施策も行いたい」としている。
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