「iPhone 6」、3割以上が「購入したい」 カカクコム調査
「iPhone 6」の購入意欲がある人は3割以上、低価格SIMカードは「聞いたことはあるが内容を知らない」が多数――カカクコムによるスマートフォン利用状況調査。
カカクコムが9月10日発表したスマートフォン利用状況調査によると、米Appleが発表した新スマートフォン「iPhone 6」の購入意欲があると答えた人は3割を超えた。
スマートフォンの所有率は62.6%で、3年前の調査から20ポイント上昇。利用機種はiPhoneが34.6%で1位、続いてXperiaが18.0%、AQUOS PHONEが10.8%だった。Android端末は選択肢が増えているとはいえ、シェア1割を超えるシリーズがこの2つのみという結果だった。
iPhone 6(調査時は発表前のため「新iPhone」)に対しては全体の3割以上が購入意欲があると回答。購入方法は、現在使っている端末と同キャリアでの機種変更が61.7%と多数派だが、乗り換え(MNP)を検討する人も23.5%に上り、iPhone発売を機にキャリア変更を考えている人も多いようだ。SIMロックフリー端末は11.6%、新規契約は2.0%だった。
2015年度にも総務省が「SIMロック」解除を義務付ける方針を決めるなど、選択肢として存在感を増している「低価格SIMカード」について、何らかの形で「聞いたことがある」という人がほとんどだった。とはいえ「名前は聞いたことがあるが、内容はあまり知らない」が43.8%、「名前は聞いたことがあるが、内容はまったく知らない」が14.4%と、サービスの詳細を知らないユーザーが過半数を占めていた。
概要を説明した上で興味・関心を聞いたところ、半数以上が「興味自体はある」と答えており、今後認知が高まることで購入を検討する潜在ユーザーは多いのでは――と同社は分析している。
調査は今年8月、「価格.com」を通じて4127人に行った。
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