Amazon、Kindle以外でも利用可能なコンテンツ共有サービス「Family Library」:「iOS 8」の「ファミリー共有」対抗?
Amazonの新サービス「Family Library」では、Amazonで購入したコンテンツ(音楽と映画を除く)を家族で共有できる。Kindleシリーズだけでなく、iOSやAndroidのアプリでも、例えば家族が購入した書籍を読める。
米Amazon.comは9月17日(現地時間)、Amazonアカウントで購入した電子書籍やゲームを家族と共有できる新サービス「Family Library」を発表した。同日発表のKindle Fireシリーズ向け新OS「Fire OS 4」の新機能としての発表だが、「iOSおよびAndroidを含むKindle以外のプラットフォーム上のAmazonアプリでも利用できる」としている。「間もなく」利用可能になるという。
Family Libraryで共有できるのは、アプリ、ゲーム、オーディオブック、電子書籍、Prime Instant Videoのコンテンツで、音楽と映画は含まれない。共有できるメンバーの上限や条件などは明記されていない。
Fire OS 4の新機能としてはこの他、1台の端末を複数のユーザーが自分の環境で利用できるようにする「Profiles」やAmazon Fire TVの「ASAP」(動画コンテンツの視聴中、ユーザーにお勧めの次の動画を自動的に用意する機能)などがある。
米Appleが同日リリースした「iOS 8」にも家族でコンテンツを共有できる「ファミリー共有」機能がある。こちらは最高6人までの家族で、アカウントを共有せずにiTunes Store、iBooks、App Storeから購入したコンテンツを共有できるというものだ。購入したコンテンツだけでなく、写真や家族の予定表も共有できる。
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