セイコーインスツル(SII)は10月7日、来年3月末に電子辞書から撤退すると発表した。
同社は1987年に電子辞書に参入。92年には英和・和英中辞典の文字情報を全て収録したフルコンテンツ電子辞書「TR700」を発売するなど、学生やビジネスマン、医療関係者などを想定した商品を展開してきた。
だが市場自体が縮小している上、スマートフォン/タブレットの普及で需要の伸びが期待できないとして、製造・販売の終了を決めた。
修理や問い合わせ、コンテンツダウンロードなどは4月以降も引き続き対応予定。同事業で培ったノウハウを生かしたビジネスを今後検討していくという。
関連記事
- PCにつないで検索できる電子辞書に「英語のプロ」用モデル SII
SIIは、USB接続したPCからも検索できる電子辞書の新製品として、英語コンテンツを充実させた「SR-G10001」を発売する。 - PCにつないでPCから検索できる電子辞書、SIIが発売
USB接続したPCから内蔵コンテンツを検索できる電子辞書をSIIが発売する。コピペでPC文書などに引用することも可能だ。 - SII、社名を「セイコーインスツル」に変更へ
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.