「LINEマンガ」世界へ グローバル版年内開始 講談社、小学館、メディアドゥがLINE子会社に出資
「LINEマンガ」の世界展開を行うLINEの子会社に講談社、小学館、メディアドゥが出資。年内に「LINE マンガ」グローバル版を提供する。
LINEは10月8日、「LINEマンガ」の世界展開を行う連結子会社・LINE Book Distributionに講談社、小学館、メディアドゥが出資し、4社の合弁会社(資本金・資本準備金合計3億円)となったと発表した。年内に「LINEマンガ」グローバル版(英語・繁体字中国語対応)を提供する。
LINE Book Distributionは、LINEのグローバルなユーザーベースと「LINEマンガ」の開発・運営基盤、講談社・小学館のコンテンツ、メディアドゥが取次として提供するコンテンツと配信システムを結集。「LINEマンガ」グローバル版の提供し、日本の漫画市場の発展・活性化を目指す。
グローバル版は、講談社・小学館など国内出版社・レーベルから提供を受けた作品を、まずは、英語・中国語(繁体字)版で配信。詳細はサービス開始時に改めて告知する。
アジア圏を中心に日本の漫画文化へのニュースが大きい一方、海賊版が横行。日本の出版社でも資金・人材面などの問題で、海外展開が困難になっていたとし、新会社を通じてアジアを中心とした各国に正規版の漫画コンテンツを提供していく。
国内版「LINEマンガ」は50以上の出版社・レーベルの8万タイトル以上を提供し、累計ダウンロード数は800万件超。国内最大規模のスマートフォン向け電子コミックプラットフォームになっているという。
LINE Book Distributionの社長はLINEの上級執行役員の舛田淳氏。取締役にはLINEと小学館、講談社、メディアドゥの幹部が名を連ねている。
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