まるでOculusのような没入感 スマホがHMDになるSamsungの「Gear VR」を試した
SamsungとOculusと共同開発したVRヘッドセット「Gear VR」が日本でお披露目。ヘッドセット内部にスマートフォン「GALAXY Note 4」を組み込んだワイヤレスHMDで、3D映像の世界に入り込んだような感覚が楽しめる。
サムスン電子ジャパンは、10月8日に都内で開いた「GALAXY WORLD TOUR 2014 TOKYO」会場で、Oculusと共同開発したVRヘッドセット「Samsung Gear VR Innovator Edition」のデモを行った。ヘッドセット内部にスマートフォン「GALAXY Note 4」(日本未発売)を組み込んだワイヤレスHMDで、装着すると、3D映像の世界に入り込んだようなバーチャルリアリティ(VR)感覚が楽しめる。
ヘッドセット内部の端子に「GALAXY Note 4」の底部のUSB端子を差し込んで接続。ヘッドセットを頭からかぶるとレンズ越しに3D映像が広がり、360度の視野で楽しめる。GALAXY Note 4の5.7インチクアッドHDディスプレイをそのまま使い、CPU/GPUも同端末のパワーを使う仕組みだ。
会場で行われたデモでは、CGの女の子キャラが歌い踊る音楽ライブの映像を表示。キャラがすぐ目の前にいるかのような感覚で、「Oculus Rift」のような高い没入感を覚えた。
上を向けばライブ会場の天井が見え、後ろを振り返ると会場後方が見えるなど、頭の動きに応じて見える風景が変わる。レイテンシは20ミリ秒以下。頭を早く動かしても映像の遅れは感じなかった。
ワイヤレスなため、振り向いたり体を大きく動かしてもケーブルがからまる心配はない。ただ、スマホ1台がまるまる入っているため、装着しているとそこそこの重さを感じた。
SamsungはGear VRを年内に発売する計画を明らかにしているが、価格や発売地域は不明。
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