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12.9インチのiPad製造、新iPhone供給重視で延期か──米報道
Appleが、12月に開始する予定だった12.9インチのiPadの製造を来年に延期したとWall Street Journalが報じた。新iPhoneの需要が予想以上のため、リソースを集中させるためという。
米Appleが来年発売と報じられている12.9インチのiPadの製造が、当初予定されていた12月から来年初頭に延期されたと、米Wall Street Journalが10月9日(現地時間)、この件に詳しい筋の情報として伝えた。
12.9インチのiPadについては、米Bloombergなどが8月に、来年発売に向けて開発中と伝えた。
9月に発売したiPhone 6/6 Plusの予想以上の需要に対応するため、サプライチェーンのリソースをこれらの端末の製造に集中させる必要が生じたためという。
Appleは9月21日、新iPhoneの発売週末販売台数が1000万台を突破したと発表している。
Appleはこれまで、9.7インチと7.9インチのタブレットを販売しており、12.9インチが出るとすれば、新たなラインになる。
Appleは10月16日に本社キャンパスで新製品発表イベントを開催するが、少なくともこのイベントで大型iPadが発表される可能性は低くなった。
このイベントでは、OS X Yosemiteの正式版や新Macとともに、新しいiPad(9.7インチ、7.9インチ)が発表されるとみられている。
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