Apple、新iPhoneが好調で2桁台の増収増益 iPhone販売台数は3927万台
Appleの7〜9月期決算は9月に発売したiPhone 6/6 Plusの記録的な販売でアナリスト予測を上回る増収増益となった。ティム・クックCEOは「Appleとして最強の製品ラインアップ」でホリデーシーズンを迎えると自信を見せた。
米Appleが10月20日(現地時間)に発表した2014年第4四半期(7〜9月)決算は、9月に発売した新iPhoneが好調で、アナリスト予測を大きく上回る増収増益だった。
売上高は前年同期比12%増の421億2300万ドル、純利益は13%増の84億6700万ドル(株式分割後の1株当たり1.42ドル)で、第4四半期としては過去最高だった。アナリスト予測は売上高が401億3000万ドル、1株当たり純利益が1.32ドルだった。
粗利益率は38%で前年同期の37%を上回った。
2014年通年では、売上高が7%増の1827億9500万ドル、純利益は7%増の395億1000万ドル(1株当り6.45ドル)。
ティム・クックCEOは発表文で、「われわれの2014年は、iPhone 6/6 Plusによる史上最高のiPhone立ち上げもあり、記録的なものになった」と語った。10月に発表したiPadやMacの新製品も合わせた“Appleとして最強の製品ラインアップ”でホリデーシーズンを迎える、と自信を見せた。
iPhoneの販売台数は前年同期比16%増の3927万台、売上高は21%増の236億7800万ドル。
iPadの販売台数は13%減の1232万台だった。iPadの販売台数は2期連続の減少となった。売上高は14%減の53億1600万ドル。
Macの販売台数は21%増の552万台で売上高は18%増の66億2500万ドルだった。
iPodの販売台数は24%減の264万台で売上高は28%減の4億1000万ドル。
iTunes Storeやその他のサービスなどの売り上げは8%増の46億800万ドルだった。iTunesの売り上げは過去最高だった。
同社は2014年度にBeatsを含む20社を買収した。
ホリデーシーズンに当たる10〜12月期の見通しについては、売上高を635億〜665億ドル、粗利益率を37.5〜38.5%と強気に予測した。
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