「Windows 10テクニカルプレビュー」、初アップデートで「アクションセンター」などが追加
Windows Insider Programのメンバーは、Windows Updateでビルド9860へのアップデートを自動的に受けとれる。スマートフォンの通知センターのような「Action Center」などの新機能が追加された。
米Microsoftは10月21日(現地時間)、1日にリリースした次期OSのプレビュー「Windows 10 Technical Preview」の初のアップデート(ビルド9860)をリリースしたと発表した。Windows Insider Programに参加しているユーザーはWindows Updateで自動的にアップデートできる。
自動アップデートが待ちきれないユーザーは、「PC Setting」→「Update and revovery」→「Preview builds」で「Check Now」ボタンをクリックすることでアップデートできる。
このビルドでは、ユーザーからのフィードバックを反映して約7000項目の改善を行った他、以下の新機能を追加した。
- Action Center:スマートフォンの通知センターと同じような機能で、メール着信やSNSの新投稿などを一元的に表示するもの
- マルチディスプレイ環境でのキーボードショートカットでのアプリ移動
- デスクトップ切り替えでのアニメーション効果
また、テクニカルプレビューの新機能として、早期アップデートを受け取る設定ができるようになった。初期設定は比較的安定したアップデートのみを受け取る「Slow」になっているが、「PC Settings」の「Update and recovery」の「Preview builds」のプルダウンメニューで「Fast」を選ぶと、出来立てのビルドを試せる。
Windows 10のテクニカルプレビューは、従来の開発者向けのものと異なり、誰でもこちらのページからダウンロードできる。13日までに100万本以上がダウンロードされており、21日までに25万件以上のフィードバックがあったという。
Windows 10の正規版は2015年中に公開される見込みだ。
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