ソニーが10月31日発表した4〜9月期の連結決算(米国会計基準)は、営業損益が157億円の赤字だった(前年同期は494億円の黒字)。不振のモバイル事業で営業権の減損を迫られたことが響いた。
売上高は6.5%増の3兆7114億円。PC事業の撤退などがあった一方、プレイステーション 4の販売が好調なゲーム&ネットワークサービス分野、スマートフォン向けカメラ用イメージセンサーが拡大したデバイス分野がそれぞれ大幅増収になった上、為替の好影響もあった。
モバイル事業の不振から減損1760億円を計上したことで損益が悪化。最終損益は109億円の赤字(前年同期は165億円の赤字)だった。
通期では2300億円の最終赤字になる見通しを発表している。
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