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JR東「鉄道博物館」に新館 E5系展示、運転士や指令員・保守の仕事も体験できる
JR東の鉄道博物館が開館10周年を迎える17年10月に全面リニューアル。新館では鉄道のさまざまな仕事を体験できる。
JR東日本は11月5日、鉄道博物館(さいたま市)が開館10周年を迎える2017年10月に全面リニューアルすると発表した。「新館」を建設し、最新の「E5系」新幹線などを展示するほか、駅の仕事や運転士から指令員、線路保守などの仕事を体験することもできるようになる。
現在の鉄道博物館は07年にオープン。本館(地上4階・展示面積約1万平方メートル)を全面リニューアルするほか、新館(地上5階・延べ約8500平方メートル/展示面積4800平方メートル)は本館の南に新たに建設。展示面積は合計で約1.5倍に広がる。
展示ゾーンは6つの「ステーション」に分ける。新館の1階は「仕事」ステーションとして、「プロになりきる体験型ミュージアム」に。プロが実際に使う設備や機器を使用して駅員の仕事や運転士・車掌の仕事、普段目にすることがない指令員や車両・線路・架線のメンテナンスの仕事を体験でき、切符の発券や、運転士と指令員による列車無線の交信、架線の摩耗状態の測定──といった多彩な体験プログラムを実施するという。
また最新のE5系と、新在直通運転を初めて実現した「400系」新幹線を展示。高精細パノラマ画面によるE5系のシミュレータも設置する。
本館は、歴代の車両を展示する「ヒストリーゾーン」を「車両」ステーションにリニューアル。車両が活躍していた時代の姿を最新のIT技術を使って再現するという。
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