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「ペヤング」全商品販売休止 「製造工程での虫混入、否定できない」

「ペヤング」シリーズの全商品が販売休止。商品に虫が混入していたとの消費者からの報告を受け、調査した結果、「製造工程での混入は否定できない」と判断したため。

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ペヤングブランドの商品の例

 インスタント焼きそば「ペヤング」などを製造するまるか食品は12月11日、全商品の販売を休止すると発表した。商品に虫が混入していたとの消費者からの報告を受け、調査した結果、「製造工程での混入は否定できない」と判断したため。4日に自主回収を発表した2商品以外の商品も、顧客の申し出があれば回収する。

 2日にTwitterユーザーが、「ペヤングからゴキブリ出てきた」と写真とともにTwitterに投稿し、ネットで騒ぎになっていた。4日時点で同社は、「製造工程上、混入は考えられないが、食品の安心・安全の観点から万全を期すため」とし、混入の報告を受けた商品と、同日同ラインで製造した商品、計2商品を回収すると発表していた。

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まるか食品公式サイトの告知

 同社は11日、公式サイトに掲載した告知で、「外部委託機関からの分析結果報告をもとに社内で検証を行ったが、弊社製造過程での混入の可能性は否定できなかった」と報告。品質管理の改善のため、当面の間、全工場(本社工場、赤堀工場)での生産を自粛するとともに、全商品の販売を休止することを決めた。

 自主回収対象の2商品以外は「安全上の問題はないと考えている」としながらも、心配な顧客は、自主回収商品と同様、同社に返送するよう呼び掛けている。今回の問題に関連する健康被害は、現時点では確認していないという。

 同社は「お客様ならびにお取引様の皆様に多大なご心配とご迷惑をおかけいたしましたこと、そして、世間の皆様を大変お騒がせいたしましたことに対し、心よりお詫び申し上げます」と謝罪。全社を挙げて信頼回復に全力を尽くすとしている。

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