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トヨタ、燃料電池車関連の全特許5680件を無償提供 早期普及狙い

トヨタ自動車は、同社が保有する燃料電池車関連の全特許5680件を無償提供すると発表した。燃料電池自動車を早期に普及させることが目的。

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 トヨタ自動車は1月5日、同社が保有する燃料電池車関連の全特許5680件を無償提供すると発表した。燃料電池自動車を早期に普及させるため、ほかの自動車メーカーや水素ステーション整備を進めるエネルギー会社などに特許の実施権を無償で提供する。

 米ラスベガスで開かれる家電見本市「2015 International CES」開幕に先立つ記者会見で、ボブ・カーター北米トヨタ上級副社長が発表した。

 燃料電池スタックや高圧水素タンクなど燃料電池システム関連の特許を利用して燃料電池車の製造・販売を行う場合、2020年末までの特許実施権を無償で提供。水素ステーション関連の特許は、期間を限定せずに無償とする。特許を利用する企業はトヨタに申し込んでもらい、具体的な条件などを個別に協議した上で契約書を締結する予定。

 同社は昨年12月、世界初の一般向け燃料電池車「MIRAI」を発売している。

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