ドメイン登録サービス「Google Domains」一般提供開始
Googleが昨年6月に招待制でスタートしたドメイン登録サービス「Google Domains」が米国で一般に公開された。新たに「.company」「.coffee」など60以上のドメインが追加されている。
米Googleは1月13日(現地時間)、昨年6月に米国で招待制でスタートしたドメイン登録サービス「Google Domains β」を米国で一般公開したと発表した。
Google Domainの料金は年額12ドル(約1400円)からで、ドメインの検索、売買が可能だ。.com、.biz、.orgなどの他、gTLDの規制緩和後に承認された新gTLDも購入できる。TLDによって価格が異なり、例えば就職情報サイトで使えそうな「.careers」やレシピサイト向け「.recipes」などは50ドルだ(記事末にドメインとその料金の一覧を掲載)。年間料金にはプライベートレジストレーション(whoisで検索されても個人情報が表示されないようにするサービス)や、電話とメールでのサポートも含まれ、100件のメールアドレスと100件のサブドメインが作れる。
同社は、ショップやレストランなどのローカルビジネスや小規模企業こそWebサイトを活用すべきだという考えから、安価で比較的簡単にWebサイトを開設できるサービスの提供を目指したとしている。そのため、Google Domainsにはサードパーティーが提供するWebサイト構築サービスなどを有料で追加できるようになっている。
一般公開に際しては、招待制のユーザーからのフィードバックに基づき、ドメイン検索機能やドメイン管理ダッシュボードの改善、60以上の新たなTLDの追加、同社のブログサービス「Blogger」との統合、Dynamic DNSのサポートなどを実施した。
現在利用できるTLDとその料金一覧は以下の通り。
同社は米国外での同サービスの提供も検討しており、利用希望するユーザーには通知希望申し込みページに登録するよう呼び掛けている。Googleは日本では、日本語一般トップレベルドメイン(gTLD)「.みんな」を提供している。
変更履歴:記事中の3カ所でTLDとすべきところがTDLになっていました。お詫びして訂正いたします。[2015/1/14 12:15]
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