Twitter、不在中の“重要な”ツイートをトップに表示する「あなたがいない間に」機能
Twitterが、ユーザーがTwitterを離れていた間にタイムラインを流れたツイートから重要とみなしたツイートをピックアップして画面トップに表示する「Recap」機能をモバイルおよびWebアプリに追加する。この機能はオフにできない。
米Twitterは1月21日(現地時間)、米Facebookのようにサービス側がユーザーにとって重要と判断した投稿をタイムラインのトップに表示する新機能「Recap」を発表した。
iOSアプリでは同日から、AndroidおよびWebアプリ版でも間もなく提供を開始する。
この機能は、ユーザーがしばらくタイムラインをチェックしていないと、その間にタイムラインを流れたツイートの中からTwitterのアルゴリズムがユーザーにとって重要もしくは関連性が高いと判断したツイートをピックアップし、次にタイムラインを表示した際に画面トップに掲示するというもの。個別の投稿のエンゲージメントなど複数のファクタで判断する。
純粋な時系列のタイムラインではないことを明示するために、Recapの上部には「While you were away(あなたがいない間に)」というメッセージが表示される。
ピックアップツイートはタイムラインを開くたびに必ず表示されるわけではなく、Twitterでの滞在時間が長いとあまり表示されない。
米New York Timesによると、Recapはユーザーがオフにすることも、Recapとして表示するツイートの数を調整することもできないという。「While you were away」の右端の「×」をこまめにタップしていれば、表示回数が減るとしている。
早い時期からニュースフィードの投稿表示をアルゴリズムで調整しているFacebookに対し、Twitterは長年、タイムラインでリアルタイムのツイートを純粋に時系列に表示してきた。だが、昨年8月からフォローしていないユーザーのツイートが表示されるようになり、11月にはRecapのような関連性を優先するタイムラインを提供すると予告した。同社は11月の時点で、単純な時系列のタイムラインは今後も提供を続けるとしている。
関連記事
- Twitter、DMへのツイート添付など、ユーザー定着を目指す新機能を発表
Twitterが金融アナリスト向けイベントを開催し、アルゴリズムによるタイムライン表示やアプリ内動画編集・投稿ツールなど、ユーザー数増加・定着を目指す幾つかの新機能を発表した。 - Twitterの“不純物表示”スタート 日本でも
Twitterのタイムラインにフォローしていないユーザーのツイートが表示され始めた。そうしたツイートには例えば「○○さんにフォローされています」などの表示がある。 - Twitter、タイムラインで音楽再生できる「Audio Card」 まずはSoundCloudとiTunesに対応
Twitterが、一度は買収を試みた音楽共有サービスのSoundCloudと、AppleのiTunesとの提携により、タイムライン上に表示してその場でオーディオを再生できる「Twitter Audio Card」を公式モバイルアプリでスタートした。 - Twitter、タイムラインへの“不純物”表示を正式機能に
これまでプロモツイート以外はユーザーがフォローしている相手のツイートのみが表示されてきたTwitterのタイムラインに、今後はフォローしていないアカウントのツイートが表示されるようになる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.