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ソニー、四半期決算の発表を延期 サイバー攻撃の影響で財務アプリケーション使えず
ソニーが4〜12月期の四半期報告書の提出期限を延期申請。SPEがサイバー攻撃を受けた影響で、同社の財務アプリなどが2月上旬まで利用できず、決算の数字を確定できないため。
ソニーは1月23日、2014年4〜12月期の四半期報告書の提出期限を2月16日から3月31日に延期するよう申請したと発表した。連結子会社のソニー・ピクチャーズ エンタテインメントがサイバー攻撃を受けた影響で、同社の財務アプリケーションなどが2月上旬まで利用できず、決算の数字を確定できないため。
SCEはサイバー攻撃の影響で大規模なシステム障害が起き、財務・会計アプリケーションを含む基幹アプリケーションの大部分を2月上旬まで利用できない見通し。滞った経理処理にかかる時間を考えると、2月16日に間に合わないと判断した。
2月4日に予定している同期の業績発表と説明会では、同日時点での情報に基づいた最新見通しを伝える。サイバー攻撃が業績に与える影響は現時点では「軽微」としている。
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