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ソニーの今期、200億円の営業黒字に ゲーム&ネットワークサービス、デバイス好調
ソニーの営業損益が400億円の赤字としていた従来予想から一転、200億円の黒字になる見通し。ゲームやデバイスが好調なため。
ソニーは2月4日、2015年3月期の連結営業損益が200億円の黒字になる見通しだと発表した。従来予想は400億円の赤字だったが、イメージセンサーなどのデバイス事業やゲーム事業などが好調なため。
売上高は従来予想から2.6%増(前期比3.0%増)の8兆円に上方修正。最終損益は1700億円の赤字見通しだが、従来予想から600億円改善する。
ゲーム&ネットワークサービス部門の見通しは上方修正し、売上高は1兆3800億円(従来予想から900億円増)、営業利益は400億円(同50億円増)。「プレイステーション 4」販売が拡大している上、ネットワークサービスが大幅に増収だった。一方、「PlayStation Vita TV」の販売が当初の想定に達しない見込みになったことで部品について112億円の評価減を計上した。
モバイル事業は1兆3200億円の売上高に対し2150億円の営業赤字を見込む。2017年度(2018年3月期)に売上高900億〜1兆1000億円、営業利益率3〜5%という数値目標を設定し、今期末までに約2100人の人員削減に踏み切り、2016年度以降で900億円の経費削減を見込む。
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