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Apple、App Store登録アプリの容量上限を2GB→4GBに倍増
Appleが、iPhone/iPadアプリをアプリストアに登録する際の容量制限を従来の2Gバイトから4Gバイトに拡大した。Retinaでも楽しめる高精細な動画付きゲームなどが登場しそうだ。
米Appleは2月12日(現地時間)、iOSアプリストア「App Store」への登録アプリの容量上限を、従来の2Gバイトから4Gバイトに倍増させたと発表した。
Appleは、これにより、アプリ開発者はより完全に近いリッチなユーザー体験を提供できるようになるとしている。ただし、キャリアのネットワーク経由でのアプリダウンロードの容量上限である100Mバイトには変更はない。
アプリ容量を増やせるようになれば、Retinaディスプレイを生かした高精細な画像/動画をふんだんに使えるようになり、特にゲームアプリにとってのメリットは大きいだろう。
例えば、スクウェア・エニックスは美しい映像で人気の「ファイナルファンタジー」シリーズのI〜VIのiOS版をApp Storeで提供しているが、同社のシニアマネージャ、時田貴司氏は2013年10月の米Shacknewsのインタビューで、ファイナルファンタジー VIIのモバイル版は、アプリストアの制限容量を超えるため、実現には数年待つ必要があると語っている。
Appleによると、2014年のApp Storeでの年間売上高は前年比50%増の150億ドル。登録アプリ数は140万本以上だ。
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