ソニーの眼鏡型デバイス「SmartEyeglass」開発者向けに3月発売 10万円
ソニーのメガネ型端末「SmartEyeglass」がアプリ開発者向けに3月10日に発売される。10万円(税別)。
ソニーは2月17日、スマートフォンと連携する透過式眼鏡型端末「SmartEyeglass」を、3月10日からアプリ開発者向けに発売すると発表した。「SmartEyeglass Developer Edition」(SED-E1)として、アプリ開発支援サイト「Sony Developer World」の専用ページで販売。価格は10万円(税別)。
CMOSセンサー、加速度センサー、ジャイロスコープなどのセンシング機能と、連携したスマートフォンのGPSによる位置情報などを活用し、ユーザーの状況に応じた情報を提供できる単色・両眼表示の端末。製造現場での作業指示など業務用途、観光地でのガイド情報表示など民生用途への活用などを想定している。
日本のほか米国(840ドル)、英国(520ポンド)、ドイツ(670ユーロ)で発売。産業用途のアプリ開発促進のため、法人顧客は、フランス、イタリア、スペイン、ベルギー、オランダ、スウェーデンでも購入できる。ハードの発売と合わせ、昨年9月から先行公開しているソフトウェア開発キット(SDK)を正式版に更新し、一層のアプリ開発を促進する。
一般向けや法人顧客には2016年内の提供を目指し、商品化に向けて開発を加速する。
銀座ソニーショールーム、ソニーストア大阪、ソニーストア名古屋で3月11日から2カ月間、「SmartEyeglass Developer Edition」を体験できる実機展示を行う。名古屋のソニーストア2月27日〜3月8日に行う5周年イベントにも出展する。
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