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朝日新聞子会社に不正アクセス 個人情報流出の可能性は「調査中」
朝日新聞社の子会社「朝日トップス」は、同社のコンピュータシステムが海外から不正アクセスを受けたと発表した。個人情報が流出した可能性があるか調査している。
朝日新聞社の子会社で、新聞購読申込みの取り次ぎなどを請け負っている「朝日トップス」は2月19日、同社のコンピュータシステムが海外から不正アクセスを受けたと発表した。システムには朝日新聞購読者約5万3000人分の個人情報が保存されており、情報が流出した可能性があるか調査している。
6日朝にシステムが起動できなくなり、調べたところ、昨年12月以降数回、海外から不正アクセスされた痕跡が見つかったという。
システムに保存されていたのは、2008年1月以降、朝日新聞社主催のイベントなどの際に申し込みがあった朝日新聞の新規購読者のうち約5万3000人分の氏名・郵便番号・住所・電話番号。クレジットカードや金融機関の口座番号などの情報はないという。朝日新聞販売所の訪問営業で購読を申し込んだ顧客は対象外としている。
2月19日以降、該当する顧客に不正アクセスについて文書を郵送して報告する。同社は原因を究明し、再発防止に努めるとしている。
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