Snapchat、保護者向けサイトでポルノ禁止などのガイドラインを紹介
消えると思って投稿したヌード写真がネット上にばらまかれるといったトラブルが問題になっている若者に人気のSnapchatが、保護者や教師に安全対策について説明するWebサイト「Snapchat Safety Center」を開設した。
米Snapchatは2月10日(現地時間)、若者に人気の同名サービスをユーザーの保護者や教育関係者に説明するWebサイト「Snapchat Safety Center」を開設した。
Snapchatは、モバイル端末で撮影した画像や動画に手書きのコメントやイラストを追加してメッセージ(スナップ)としてやりとりするソーシャルサービス。最大の特徴は、受信したメッセージを開封すると数秒(最長10秒)で受信端末からメッセージが削除されることだ。この特徴のため、自分のヌード写真などを投稿するユーザーがおり、その写真のスクリーンショットや画面のカメラ撮影画像をネット上にばらまかれるといった問題が後を絶たない。
同社はSafety Centerで「ユーザーのほとんどは毎日Snapchatを使うため、ユーザーの保護者や教師からアドバイスを求められるのは当然なので、Safety Centerを開設した」と説明し、ユーザーの安全を守るために提携するセキュリティ団体を紹介している。
また、ユーザー向けのCommunity Guidelinesと保護者向けのParent's Guideへのリンクや、Snapchatを安全に使うためのTipsも掲載する。Community Guidelinesには、例えば「18歳未満の人は写真を撮るとき服を着ること!」などと書かれている。このガイドラインに反するコンテンツを投稿した場合、コンテンツの削除とアカウントの停止する可能性があると警告している。
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