SMS利用の何でも代行サービス「Magic」、人気急上昇中
新興企業の多忙な創業者が自分で欲しくて立ち上げたサービス「Magic」は、ピザの出前や航空券の購入など、“合法なことであれば何でも”SMSで発注できる。
米新興企業Plus Labsは2月21日(現地時間)、SMSで“合法であるかぎり”何でも依頼できるサービス「Magic」を米国で公開した。
上記の電話番号にテキストメッセージで依頼内容を送ると、サービス担当者(Magician)が対応するというかなりアナログなサービスだ。
初めてサービスを使う際にクレジットカード番号や住所氏名などを登録する。クレジットカード番号はオンライン決済サービスStripeが管理し、Plus Labsが知ることはない。Plus LabsはStripe同様、米Y Combinatorの支援を受けている。
Magicのページには依頼例として、ピザの出前、恋人への花束プレゼント、航空券の購入、複数の食料品の購入などが紹介されている。例えば航空券の購入では、「最安値がいいか最短ルートがいいか」などと確認してくれる。
Magicianは、発注者に代わってサービスを手配する。食料品などであれば発注者の最寄りの店舗を利用することで迅速に対応する。
FAQによると、このサービスは少なくとも今のところ完全に無料。今後どのような形で収益を上げていくのかは不明だ。
米Mashableによると、Magicは、血圧測定サービスBettirを手掛けるPlus Labsの創業者、マイク・チェン氏が、自分が欲しいサービスをサイドプロジェクトのつもりで数十分で設計・構築したものという。試しに10人くらいの友人にサービスを告知したところ、Twitterなどで急速に広まってしまい、急遽家族や友人、元社員などをMagicianに追加し、さらに求人中だ。
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