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電気自動車向け“発電するタイヤ”、Goodyearがコンセプト製品を発表
大手タイヤメーカーのGoodyearが、タイヤの回転や日射熱から発電して電気自動車のバッテリーを充電する「BHO3」のコンセプト製品を発表した。
米タイヤメーカー大手のThe Goodyear Tire & Rubber Companyは3月3日(現地時間)、スイスのジュネーブで開催された国際モーターショーで、電気自動車のバッテリーの充電を、タイヤに集めた熱から変換した電気で行うコンセプトモデル「BHO3」を発表した。
BHO3のタイヤは特殊な素材でできており、2つの方法で発電する。1つは、停車している間にタイヤに当たる日光の熱を電力に変換する。もう1つは、走行中のタイヤの応力変形のエネルギーを利用する。これらの電力はバッテリーに蓄電できる。
これらはまだコンセプトモデルの段階であり、量産の予定はまだないが、電気自動車の需要が高まる中、この技術は充電スタンド不足などの問題に対処できる可能性を持っているといえそうだ。
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