新たなスティーブ・ジョブズの伝記「Becoming Steve Jobs」、3月24日に発売へ:“ステレオタイプな神話を壊す”
故スティーブ・ジョブズ氏と個人的にも親しかったというジャーナリストとIT系メディアの編集長による新たな伝記が3月24日に発売になる。現在のAmazon.comでのKindle版予約価格は11.99ドル(その後13.33ドルに変わった)だ。
2011年に亡くなった米Appleの共同創業者、スティーブ・ジョブズ氏の新たな伝記「Becoming Steve Jobs:The Evolution of a Reckless Upstart into a Visionary Leader」が3月24日(現地時間)に発売される。版元は米Randum Houseで、ジャーナリストのブレント・シュレンダー氏と米Fast Companyのリック・テッツェリ編集長の共著。米Amazon.comで予約を受け付けている。Kindle版の価格は本稿執筆現在11.99ドル、ハードカバーは21.78ドル。
タイトルは「スティーブ・ジョブズになる──向こう見ずな成り上がりものがビジョナリーリーダーに進化するまで」といった意味。版元の説明によると、「従来のスティーブ・ジョブズ氏にまつわるステレオタイプの神話を覆す」内容という。副題が示すように、向こう見ずで傲慢だった若者がどのようにして最も影響力のあるビジネスリーダーに成長したかを解き明かすものとしている。
著者の1人であるシュレンダー氏は米ForbesやWall Street Journalの記者を務め、25年にわたってジョブズ氏と個人的に交流があり、インタビューも多数行った。本書では、Appleのティム・クックCEO、ジョナサン・アイブ氏、エディ・キュー氏、米Disneyのロバート・アイガーCEO、Disneyと米Pixerのジョン・ラセターCCO(最高クリエイティブ責任者)、ジョブズ氏の家族など多数の関係者に取材した。
ジョブズ氏の伝記としては、2011年に出版されたウォルター・アイザックソン氏による「スティーブ・ジョブズ」が“ジョブズ氏公認”として有名だが、アイブ氏は以前、New York Timesでのインタビューで、この本を部分的にしか読んでいないが、「これ以上ないほど低く評価する」と語っている。
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