ミクシィは3月19日、興行チケット取引サービス「チケットキャンプ」を運営するフンザの全株式を取得したと発表した。買収額は115億7300万円。
「チケットキャンプ」は、コンサートや演劇、スポーツなどの公演チケットをユーザー同士で取り引きできるサービスで、2013年にサービスを開始。昨年12月月間の流通総額は前年同期比5倍の約8億円に達し、「国内最大級」としている。フンザの2015年2月期実績(見込み)は売上高が5億300万円、営業利益は1億円。
ミクシィがSNS「mixi」「モンスターストライク」で培ったマーケティングやアプリ開発、カスタマーサポートと、フンザのサービス開発力、チケットフリマサービスの運営ノウハウを融合させることで事業拡大に取り組み、3年以内に同サービス内でのシェア50%の獲得を目指す。将来はmixiと連携し、主催者公式のチケットマーケットプレイスも展開する考えだ。
ミクシィは、チケットなどをmixiユーザー同士が取り引きできる「mixiマイ取引」を今年6月末で終了することを発表している。
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