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スマホがドアの鍵に アプリで受け渡しも 既存の鍵に後付けできるスマートロック「Akerun」
サムターン(つまみ)式の錠に取り付ければ、スマートフォンで鍵を開閉できるようになる後付け式のスマートロック「Akerun」を、IoTベンチャーのフォトシンスが発売する。
IoTベンチャーのフォトシンス(品川区)は3月23日、サムターン(つまみ)式の錠に取り付ければスマートフォンで鍵を開閉できるようになるスマートロック「Akerun」(アケルン)の予約受け付けを開始した。後付け型のスマートロックは世界初という。3万6000円(税別)。
サムターン錠にカバーのように取り付ける商品。スマートフォンを近づけ、Bluetooth認証すれば鍵を開錠・施錠でき、鍵を持ち歩く必要がなくなる。ドアを締めると自動的に鍵がかかるオートロック機能を備えた。
鍵の権限の受け渡しは、専用のスマートフォンアプリから可能。鍵を渡したい相手が離れた場所にいてもメールやLINEで合鍵を渡せ、入退室履歴をリアルタイムで閲覧できる。時間を限定した鍵の発行も可能だ。
家族や友人、家事代行業者に鍵を貸す時などに便利に使えるほか、子どもや一人暮らしの高齢者の外出・帰宅情報をアプリから確認するといった用途も想定する。
業務用途としては、ホテルに導入し、フロントでの鍵の受け渡しなしにアプリの操作だけでチェックイン・チェックアウトしたり、賃貸物件の内覧時に、仲介会社が物件を管理する不動産会社に出向いて鍵を借りる手間を省く――などが可能。今後、ホテルチェーンや不動産管理会社・仲介会社などの業界に、サービスを提供する計画だ。
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