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地域FM局37社、レコ協を提訴 「サイマル放送」楽曲使用継続求め
ネットで番組を同時配信する「サイマル放送」での楽曲の継続利用を求め、コミュニティーFM放送局37社で構成する団体が日本レコード協会を提訴した。
コミュニティーFM放送局37社で構成する「サイマル放送を推進する会」(代表・梶範明エフエムたちかわ代表)は3月27日、インターネットで番組を同時配信する「サイマル放送」での楽曲の継続利用を求め日本レコード協会(レコ協)を東京地裁に提訴した。
同会は、レコ協が管理するレコードをサイマル放送で継続しようできる地位の確認を求めている。コミュニティー局39局は先月に仮処分を申し立てており、これに続いての提訴となる。
同会によると、レコ協はサイマル放送向け許諾契約の条文解釈を変更するなどし、「楽曲のサイズはワンコーラス相当でしかサイマル放送してはならない」などとしているという。同会は「作詞者、作曲家、編曲者、演奏者、歌手が全身全霊を込めて創造した作品を冒涜するものではないでしょうか」と反発。また、スマートフォンなどが普及する中、レコ協の立場は新しい聴取形態への対応を妨げていると批判している。
コミュニティーFM局のサイマル放送をめぐっては先月、レコ協が全国48局に対し、サイマル放送も聴けるアプリ「リスラジ」の音楽番組まとめチャンネルについて、2月末までに配信を中止するよう要求。コミュニティー局側は利用許諾の地位確認を求めて仮処分を申し立てていた。
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