ラックは3月30日、ネットエージェントの発行済株式の81.4%を取得し、子会社化すると発表した。杉浦隆幸社長とその親族などが保有している株式を取得。ほかの株主とも譲渡交渉を進め100%子会社化する予定だ。取得価格は非公開。
ラックの情報セキュリティでの実績やノウハウと、ネットエージェントの製品開発力を融合し、既存セキュリティサービスを効率化するシステムや新製品を開発。多様化する顧客ニーズに迅速に対応できるとしている。杉浦社長は引き続き経営に従事するが、ラックから取締役を迎え入れ、経営体制の強化を目指す。
ネットエージェントの2015年2月期(見込み)は、売上高が3億9800万円、営業損益が1500万円の赤字、純損益が1500万円の赤字と、3期連続の最終赤字となる見通し。
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