定額制動画配信「dビデオ」、「dTV」に刷新 テレビ視聴できる専用端末発売
ドコモとエイベックスによる定額制動画配信「dビデオ」がサービス名を「dTV」に改める。オリジナルコンテンツの充実やテレビとの連携に力を入れる。
NTTドコモとエイベックス通信放送は4月2日、定額制動画配信サービス「dビデオ powered by BeeTV」を22日に刷新し、サービス名を「dTV」に改めると発表した。テレビに表示して楽しめる専用アダプターも発売し、デバイスを横断して視聴できる環境を整える。
同サービスは国内外の映画やドラマ約12万作品を月額500円(税別)で視聴でき、ユーザー数は450万超と国内最大級だとしている
サービス名の刷新に合わせ、インタフェースもリニューアル。より多くの作品に出合えるよう、チャンネルを切り替えるように見たい作品を選べるようになる。過去の視聴履歴などを元にしたレコメンド機能も強化する。
同サービス限定のプレミアムコンテンツも強化。人気漫画「進撃の巨人」の実写版映画と連動したオリジナルドラマを8月から配信するほか、廣木隆一監督による「眠れぬ真珠」(原作・石田衣良)を今月から公開する。「ニュー・シネマ・パラダイス」を手がけたジュゼッペ・トルナトーレ監督、紀里谷和明さんなど、世界的クリエイターを招いたオリジナル作品の制作も開始する。
映画やドラマだけでなく、「七つの大罪」「アルスラーン戦記」などの最新アニメ、三代目J Soul Brothersなど人気アーティストのライブ映像なども配信。映像や音声を使った“見る”小説、舞台や戯曲の映像化など、コンテンツジャンルも拡充していく。
スマートフォンで見ていた作品を帰宅後はテレビの大画面で――という使い方ができるよう、テレビ専用端末「dTVターミナル」も発売する。「dTV」「dアニメストア」の2つからスタートし、今後「dヒッツ」「dキッズ」、ショッピングサービスなどに順次対応する予定。ドコモオンラインショップ価格は7538円(税込)。
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