Apple Watchを楽器にしてしまう「RemokonWatch」、早くも登場
Apple Watchが楽器になるアプリ「RemokonWatch」が登場。Apple Watchに表示されるキーボードを使って音源を鳴らせる。
Apple Watchを楽器に変身させるアプリ「RemokonWatch Free for MIDI/OSC」が登場した。iPhone、iPadが楽器として認識されていったように、Apple Watchもそうなるのだろうか。
RemokonWatchは、MIDIおよびOSC(Open Sound Control)に対応したワイヤレスのコントロールアプリで、Apple Watch上に置かれた4つのボタン、4つのスライダー、4つのスイッチ、そして13鍵のキーボードによって、CoreMIDIに対応したアプリケーションやデバイスの音源を鳴らすことができる。MaxやSuperColliderなどで使われているOSCもコントロール可能だ。
例えば、iPhoneのGarageBandのシンセサイザーをApple Watchで演奏することもできる。もちろん、大多数の楽器アプリも対応している。
作者は、iPhoneのApp Storeが公開された時、いち早くアプリを開発・発表したことでも知られる、情報科学芸術大学院大学(IAMAS)教授、赤松正行さん。このアプリは「Free」の名のとおり無償版だが、有償版も「反応次第で」だそうだ。
赤松さんによれば、現在のApple Watch SDKでは内蔵スピーカーやマイクが使えないなど制限があるため楽器アプリとしては難しい面もあるが、iPhoneと同じく徐々に開放していく可能性もある。近い将来、Apple Watchのモーションセンサーや心拍センサーなどを使った楽器アプリも登場するだろうか?
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