人気ゲーム「リア充爆発しろ!」が「暴力行為」でAppleからリジェクト 「リア充絶滅しろ!」に改名して復活
人気ゲームアプリ「リア充爆発しろ」が「暴力行為」を理由にAppleからリジェクトされ、ストアから一時消えていたが、「リア充絶滅しろ」に改名し、内容も修正して復活した。
「暴力行為」を理由にAppleからリジェクトされ、一時公開停止していた人気ゲーム「リア充爆発しろ!」のiOS版がこのほど、「リア充絶滅しろ!」に改名して復活した。ゲームタイトルの変更に加え、ゲーム内テキストから「爆発」「爆破」が消えたり、ゲーム画面から爆破表現が消えるなど、さまざまな表現に変更が加わっている。
リア充爆発しろ!は、現実生活が充実していない“非リア”な主人公が、カップルでいちゃつく「リア充」たちを“爆破”するアクションゲームで、3月下旬に公開された。
開発したのは「新宿ダンジョン」や「上原の冒険+」などで知られる個人開発者の上原さん。設定の面白さやプレイの爽快感で人気を集め、3月末には「LINE」を超えてApp Storeの無料総合ランキング1位を取った。
だが4月2日に突然、ストアから削除。上原さんのTwitterによると「暴力行為でリジェクトされた」という。リリース前にも同じ理由でリジェクトされており、「結構見直した」そうだが、ランキング1位になるなどして目立ったことが災いしたようだ。
上原さんは、Appleの規制に対応してアプリを改め、「リア充絶滅しろ!」と改名して4月15日に再公開した。「爆発」という表現はタイトルからもアプリ内テキストからも消え、「絶滅」や「天罰を下す」などの表現に修正。カップルが爆破するグラフィックスは、ブラックホールのようなものに吸い込まれる表現に変わった。
App Storeの紹介文では「『リア充爆発しろ』な行為はテロ行為だと判断されたため、その表現の規制に対応しました」とコメント。17歳以上対象のアプリに指定されており、「頻繁/極度なアニメまたはファンタジーバイオレンス」「頻繁/極度な過激バイオレンス」「頻繁/極度な成人向けまたはわいせつなテーマ」と書かれている。
Google Playで配信されているAndroid版の「リア充爆発しろ!」は、変更なく配信が続いている。
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