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名大、卒業生の成績を誤ってサイトで公開 07年度261人分
名古屋大学は、2007年度の理学部・大学院理学研究科の学生のべ261人の氏名や受講していた1つの教科の採点結果・成績などが、Webサイト上で閲覧可能な状態になっていたと発表した。
名古屋大学は5月8日、2007年度の理学部・大学院理学研究科の学生のべ261人の氏名や受講していた1つの教科の採点結果・成績などが、Web上で閲覧可能な状態になっていたと発表した。研究室で公開しているWebサイトのフォルダに、個人情報の入ったファイルを誤ってコピーしたことが原因とみている。
閲覧可能になっていたのは、大学院理学研究科生命理学専攻の研究室で管理するサーバ内に保存していた情報で、261人分の氏名・成績に加え、職員3人の氏名、メールアドレスなど。公開されていた個人情報の不正使用などは確認していないという。
4月23日、同大情報戦略室が学内のサーバを調査した際に発覚。ただちにサーバをネットワークから切り離し、閲覧できない状態にした。その後、情報漏洩の原因となったサーバ上のフォルダを移動し、ネットワーク上に残っているキャッシュ情報を消去した。
学生・関係者には、個別に状況報告と謝罪を行っているという。同大は、再発防止に向けた措置に努めるとしている。
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