日本年金機構は、公式Webサイト(http://www.nenkin.go.jp/)を6月6日午後3時40分に閉鎖した。「脆弱性が発見されたため」という。「速やかな復旧に向けて作業を進めている」としているが、8日午前7時現在も再開されていない。
当初はアクセスするとタイムアウトする状態で、すべてのコンテンツが閲覧できなくなっていたが、8日午前7時現在、簡易なトップページのみ表示されるようになっており、年金情報流出に関する謝罪や対応、加入者からの問い合わせ先電話番号などは確認できるようになった。
Webサイトの管理は外部業者のサーバを利用しているため、基幹システムなどへの影響はないとしている。
8日午前7時追記
年金機構のサイトが更新されていることを確認し、記事を更新しました。
関連記事
- 「個人情報の漏えいが心配ですが」――年金機構サイトのQ&A、「役に立たなかった」に投票殺到
日本年金機構のWebサイトの「個人情報の漏えいが心配ですが」というQ&Aが注目を集めており、回答が「役に立たなかった」と投票する人が続出している。 - 年金機構、職員の電子メールを禁止 外部向け「当面の間」
日本年金機構は、職員が外部向けに電子メールを使用するのを禁止した。 - 年金機構のウイルス感染、公表前に2chに書き込みか 「感染しました」「月曜日には公表するのかな?」
「ウィルス感染しました」「月曜日には公表するのかな」――年金機構の個人情報流出について、公表前に2chに書き込みがあったことが分かった。 - ウイルス入り「標的型攻撃メール」どう見分ける? 「高度な“だまし”のテクニック」、IPAが対策指南
年金流出問題は、機構の職員が不審なメールを開いたことが原因とされている。標的型攻撃メールには「高度なだましのテクニック」が使われているとし、見分ける際の着眼点をIPAが指南している。 - 甘利大臣「マイナンバー導入予定は変更なし」 セキュリティ懸念否定
甘利社会保障・税一体改革担当相は、年金情報の大量流出を受けてもマイナンバー制度の導入スケジュールに「変更予定はない」と話し、マイナンバーシステムの安全性を強調した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.