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人型から車型に10秒以内に変形 3.5メートルのロボット「J-deite RIDE」開発へ
人型から車型に変形する巨大ロボット「J-deite RIDE」の開発がスタートした。2017年中の開発を目指す。
アスラテックとBRAVE ROBOTICSは6月12日、2足歩行する人型から車型に変形する全長3.5メートルの変形ロボット「J-deite RIDE」(ジェイダイト・ライド)の共同開発を始めたと発表した。2017年中の完成を目指す。
人型の状態では独立2足歩行が可能で、車型では人が中に乗って運転できるようになるという。現時点では変形に必要な時間は10秒以内、重さは700キロというスペックスを目指している。
制御システムには「V-Sido OS」を採用し、主にシステム面をアスラテックが、ハードウェア面をBRAVE ROBOTICSが担当する。開発過程はWebサイトで順次公開していく。
両社にタカラトミーを合わせた3社で研究に取り組む変形ロボット製造プロジェクト「Project J-deite」の一環。昨年10月に発表した全長約1.3メートルの「J-deite Quarter」の上位モデルとなる。プロジェクトのWebサイトには、2020年にさらに大きな全長5メートルのロボットを開発するというロードマップを掲げている。
「J-deite Quarter」の変形シーンなど
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