厚生労働省は、全国の健康保険組合の連合組織・健康保険組合連合会などの同省関連の3組織の端末で、マルウェアに感染していたか、感染の疑いがあることが6月11日に分かったと発表した。12日時点で個人情報の漏えいは確認していない。
健康保険組合連合会では、端末2台で感染を確認。国立医薬品食品衛生研究所でも1台の感染を確認した。国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センターでは感染は確認していないが、感染の疑いのある端末があったという。
感染が確認されたか、感染の疑いのある端末が接続されているネットワークを外部と遮断するなどの対策を講じ、事実関係を確認中。詳細な事実関係を確認次第、公表するとしている。
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