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上田市役所に標的型サイバー攻撃 ネットを遮断
長野県上田市役所の庁内ネットワークが標的型サイバー攻撃を受け、ウイルスに感染していたことが判明。15日からネットを遮断した。
長野県上田市は6月15日、市役所の庁内ネットワークが標的型サイバー攻撃を受けウイルスに感染していたことが判明したため、インターネットから遮断した。電子メールの送受信ができず「市民などにご不便をおかけしている」と謝罪している。情報流出は確認していない。
12日午後7時45分に専門機関から通報を受け調査した結果、ウイルス感染がみつかった。市はインターネットから遮断するとともに、対策本部を設置して対策を進めている。市の公式サイトは庁内ネットワークと切り離して運用しており、公開を続けている。
市は、「市役所から電話で個人情報を聞いたりお金の振込をお願いするようなことは絶対にない」とし、情報流出を口実にした詐欺に注意を呼び掛けている。
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