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奇抜なアイデアを形に、「実況」を味方に――広がる「自作ゲーム」の裾野 メジャーシーンと違う豊かさを(2/5 ページ)

「青鬼」「ゆめにっき」など、個人や少人数のチームが手掛ける「自作ゲーム」がゲームファンの間で存在感を高めている。ゲーム実況で人気に火が付き、映画化などメディアミックスにつながる作品も少なくない。メジャータイトルとは別の角度からファンを惹きつける魅力とは――。

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 当初は、個人制作ならではのクオリティの低さを笑いものにする意図での紹介が目立ちましたが、「ゲーム実況」ジャンルの定着に合わせて、商業作品にはない自作ゲーム独自の魅力を動画制作者が伝える方向にシフトしていきます。そうした盛り上がりを受けて、2013年にはユーザーから自作ゲームを募るコンテスト「ニコニコ自作ゲームフェス」が始まりました。

 自作ゲームの開発環境および発表の場は、独立系デベロッパー開発の商用タイトルも含むより広汎なカテゴリ「インディーゲーム」に対する各企業の支援によって、00年代後半以降、大幅に向上しました。UnityやUnreal Engine 4といった、高機能かつ総合的なゲーム開発環境の無償提供は、国内の自作ゲーム制作者にとっても、大きな出来事でした。近年、海外では「Flappy Bird」「マインクラフト」といったインディーゲームが世界規模でヒットし、事業や投資対象としての注目がさらに高まっているようですね。

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充実の「自作ゲーム大年表」も公開されている

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